Tabaimo, flow-wer 026, 2015, ink, beeswax crayon, color pencil and pencil on Japanese paper

束芋 flow-wer arrangement

2018年2月10日(土) – 3月15日(木)

 

この度ギャラリー小柳では、2018 年 2 月 10 日(土)から 3 月 15 日(木)の会期にて束芋の個展「flow-wer arrangement」を開催致します。本展では、束芋が 2013 年から描き続けている人体の一部に草花を生け る flow-wer シリーズのドローイング近作に加え、ウォールドローイングにプロジェクションを掛け合わせた《flow-wer arrangement》を展示します。《flow-wer arrangement》は「Hammer Projects: Tabaimo」 として、2017 年にハマー美術館(ロサンゼルス)で発表され話題を呼びました。本作は、ハマー美術館で の発表以降、本展のため初めて再制作されます。

 

“4年に渡って描き続けてきたflow-werは、今回の発表が最後。

多くの個性を焼き付けている表面の皮をはいだときに現れる内臓。内臓を描いたとき、その個性をも描 くことはほとんどできない。

けれど、そこに生けられる花によって、それぞれの部位を所有する個人の 性格や人生を想像させられるような内臓を描きたかったのだと思う。

今、自分がこの身体の中にある内臓には、どんな花を生けようか。”  -束芋

 

近年、ダンサー・森下真樹と作り上げた映像芝居「錆からでた実」(2013 年、2014 年、2016 年)や、現 代美術家・杉本博司が手掛けた人形浄瑠璃文楽「曽根崎心中」への映像作品提供(2014 年)、シアトル・ アジア美術館(シアトル)の所蔵作品をキュレーションし自身のビデオインスタレーション作品を展開し た「うつつしうつし」展(2016 年)など、国内外で挑戦的かつ精力的な活動を見せる束芋。彼女の表現の 根幹を成す、ドローイングによる作品群を是非会場でご高覧下さい。 

 

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