ギャラリー小柳が書店になるという企画が実現しました。
販売するのは、31組のアーティストが、特別に作ったり選んだ一冊。
おそらくこのような書店はこれまでなかったのではないでしょうか。
限られた時間で限られた場所に出現する書店。幻のような現場にぜひご来店ください。
森岡書店 森岡督行
Photo: Keizo Kioku
森岡書店×ギャラリー小柳 共同企画展
ONE SINGLE BOOK
2024年4月25日(木)- 6月22日(土)
12:00–19:00
*日 / 月 / 祝日休廊
[レセプション&ギャラリートーク:4月25日(木)18:00–20:00]
ギャラリー小柳と同じ銀座一丁目に店舗がある森岡書店は、「一冊の本を売る書店」をテーマにした、世界にあまり類例のない書店です。ギャラリー小柳は、そのコンセプトから着想を得て、アーティストや著述家たちによる「一冊の本」をテーマとした共同企画展「ONE SINGLE BOOK」を開催いたします。森岡書店にゆかりのあるアーティストと、ギャラリー小柳のアーティスト、30名におよぶ作り手達が、それぞれ自由に本を選び、独自のアイディアで手を加えて「一冊の本」をつくりあげます。アーティストがなぜその本を選んだのか、どのように「一冊の本」に転じたか。その過程を辿ることにより本とアートの関係に思いを馳せる場となるよう、森岡書店とギャラリー小柳で共同企画いたします。展覧会初日の4月25日(木)には、アーティストによるギャラリートークを行う予定です。この機会にぜひお越しくださいませ。
【参加予定作家】
森岡書店より:
朝吹真理子、遠藤薫、沖潤子、金田実生、猿山修、杉謙太郎、諏訪敦、花代、羽良多平吉、平澤摩里子、廣瀬智央、牧野伊三夫、向井山朋子、吉増剛造、ビジョイ・ジェイン、シャルロット・デュマ
ギャラリー小柳より:
ミヒャエル・ボレマンス、ソフィ・カル、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー、マルレーネ・デュマス、マーク・マンダース、クリスチャン・マークレー、
トーマス・ルフ、杉本博司、須田悦弘、束芋、寺崎百合子、熊谷亜莉沙、ユアサエボシ、中村裕太、橋本晶子
※作品は抽選での販売を予定しております。
【関連企画】
● 向井山朋子のピアノコンサート「Imaginal Peace」を資生堂花椿ホールにて開催いたします。
4月26日(金)19時
4月27日(土)14時半 18時半
※チケットは森岡書店Peatixよりお買い求めいただけます。
https://linktr.ee/Imaginal_Peace
● 森岡書店では下記の日程で関連企画展を開催いたします。
朝吹真理子 4月23日(火)– 28日(日)
堀道広 5月14日(火)– 19日(日)
牧野伊三夫 5月21日(火)– 6月2日(日)
吉増剛造 6月4日(火)– 9日(日)
金田実生 6月11日(火)– 16日(日)
トーマス・ルフ:オスヴァルト・ヴィーナー『小説 中央ヨーロッパの改良』(1972)セルフポートレイトの写真(1984/2020)を差し込み
マーク・マンダース《One Standing, One Lying Book》(1992–2004)
須田悦弘:竹久夢二『雑草』(1941)に《雑草》(2024)を添えた
束芋:安部公房『砂の女』(1962)全頁にドローイングによるアニメーション
寺崎百合子:葉巻の箱に、宮沢賢治『注文の多い料理店』(1990)と山の拾いもの
ミヒャエル・ボレマンス《MONKEYMAN》(2024)
橋本晶子:スー・フィンレイ『The Planting of a Hillside Garden』(New Arcadian Journal No 61/62の一部・複製)(2007)
ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー:
Eric Heath 『Death Takes a Dive』(1938)
マルレーネ・デュマス:『Sweet Nothings and Some More Things』(2014/2024)
クリスチャン・マークレー《Music Observed》(2024)
杉本博司:『特装版 杉本博司 本歌取り』自筆題字特装版 限定100部(2023)、《いろはうた小屏風》(2024)
熊谷亜莉沙:ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』
《わたしの騎手のための、あるいはその似姿》(2024)
中村裕太:「工藝」89号(1938)《日本陶片地図|兵庫県丹波篠山市今田町下立杭》(2024)
ソフィ・カル《さらば愛しき女よ》(2020)
ユアサエボシ:「國民防空」九月號(昭和16年)
《鬼に金棒の………》(2024)
遠藤薫:8の数字が降る夢から得た、“8”の数式とは、すなわち“永”を意味するのではないか。その像を、書の技法・永字八法として展開し、江戸時代の算学の和本に筆写した
猿山修:大泉清『草の味』(1943)古材で包み草花掛けを添えた
吉増剛造:N・ネフスキー『月と不死』 (1971)、知里真志保『地名アイヌ語小辞典』(1956)、M・A・アストゥリアス『グアテマラ伝説集』(2024)
平澤摩里子:上下左右に展開してゆく描版画曼荼羅『還る』(2024)製本:都筑晶絵
シャルロット・デュマ:写真集『A Terra』以来描いている野犬たちのドローイング ——画家であった父と彼の使っていた画用紙「Arches」へオマージュを込めて(2024)
朝吹真理子:著者自装ZINE「道はおぼえている」(2024)
沖潤子:『PUNK 』(2014)
金田実生:《ドローイングノート10 2024.3.8.〜3.31.》(2024)
ビジョイ・ジェイン《Non Omnis Moriar》(2024)
杉謙太郎:『忘草 東京』(2024)《華厳》(2024)
諏訪敦:『イマヌエル・カント『純粋理性批判(上・中・下)』(1961)《純粋理性批判》(2024)
花代:石原純『子供の実験室』(1928)
廣瀬智央:フェルナンド・ペソア『不安の書』《ビーンズ・コスモス(ペソアのタマ)》(2024)
牧野伊三夫:『僕は、太陽をのむ』(2024)
向井山朋子《Imaginal Peace》(2024)
羽良多平吉:自著『詞画集 夢之浮子橋』(2010)浮子などの釣り道具によるモビール
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